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発電した電力はご家庭や職場で普通の電気と同じように電灯や電気製品に使用することができます。
太陽が昇っている昼間は使用する電力量よりも発電量の方が上回り、使い切れずに電気が余ってしまうことが多くなりますが、この余った電力は東京電力などの電力会社に売ることができます(余剰電力買取制度と言います)。 |
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●4つのポイント |
 
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●電灯契約とは |
電灯契約とは、東京電力などの電力会社と契約する料金メニューのことです。普通のご家庭の場合、24時間いつ電力を使用しても同じ料金の「従量電灯」という電力契約になっています。
「時間帯別電灯契約」とは、昼間の電力単価が従量電灯に比べ30~40%高く、夜間が70%安くなる料金プランです。昼間の電力単価が高いときに売電して、夜間の安いときに買電する太陽光発電ライフには最適です。
(各電力会社によってそのプラン名が異なりますが、東京電力の場合は「おトクなナイト8」と「おトクなナイト10」というプランが用意されています。)
また、ほとんどの電灯契約は第一段階から第三段階に分けて料金単価が設定されおり、電力使用量によって単価が上がっていきます。 |
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●電力会社からお知らせが2通届くようになります |
現在の使用した電力(購入電力)を計るメータに加え、新しく売る電力(余剰電力)を計量するメータが設置されます。 |
電気ご使用量のお知らせ
毎月届く電気代の請求書です。
これが「買電分」となります。 |
余剰購入電力量のお知らせ
電力会社が購入した分の電力量と指定の口座に振り込まれる日が記載されています。
なお、支払い金額は記載されていません。
(料金プランによって電力単価が違うため) |
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●売電にも単価があります |
売電にも第一段階から第三段階までの料金単価が設定されています(オール電化契約を除く)。例えば時間帯別電灯契約(おトクなナイト10)の場合、第一段階が21.00円、第二段階が27.55円、第三段階が29.20円となっています。(買電単価=売電単価ではない場合もあります)
なお、売電の料金は当月の使用電力量から逆算して高い単価(第三→第二→第一)から計算します。
詳しくは東京電力の余剰電力買取表をご覧下さい。
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例えば上記(電気ご使用量のお知らせ)の場合・・・
上記のお客様は、電気使用量は513kWhで、購入電力量は360KWhです。
時間帯別電灯契約に沿って使用電力量を段階別に振り分けると、
第一段階・・・0~80kWh 単価21.00円
第ニ段階・・・80~200kWh 単価27.55円
第三段階・・・200~513kWh 単価29.20円
となります。
売電料金は電気使用量の513kWhから購入電力量の360kWhを引いて逆算していきますので、
第三段階・・・513~200kWh=313kWh×単価29.20円=9139.6円
第ニ段階・・・200~153kWh=47kWh×単価27.55円=1294.85円
合計10,434.45円となります。(この合計に消費税と燃料調整費もプラスされます)
上記のお客様は、買電料金が6,189円ですので、この月の電気代は「0」どころか4,000円以上もプラスがでています!
なお、買電と売電の料金は相殺されません。つまり上記の場合、6,189円は今までどおり電力会社に支払い、別の日に10,434円(+消費税・燃料調整費)が指定口座に振り込まれることになります。 |
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