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あと40年。
これは石油がなくなるまでの時間です。
しかも、私たちが資源を大量に消費した結果、二酸化炭素が増えすぎ、温暖化という深刻な環境問題を引き起こしました。
いま・・・地球が悲鳴をあげるほど、温暖化が進んでいます。
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●資源を消費することで暮らしは豊かになりました。 |
現在、私たちの暮らしを支えるエネルギーの源のほとんどは石油や石炭、天然ガスなどの限りある資源(化石燃料)です。もちろん私たちが使用している電気を創る為に火力や原子力などの発電所でもそれらを使用しています。
私たちの暮らしはそれらの燃料を使用していくことで飛躍的に便利になりました。 |
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●しかし、使いすぎて・・・ |
しかし、暮らしの便利さと比例して資源の消費量も膨大になり、かつて100年かかって消費していた資源を、現在ではたった15年で消費しています。
このまま資源を使い続ければ、石油は約40年、天然ガスやウランは約60年、石炭は約225年でなくなってしまいます。
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●我が日本はエネルギーが無くなる可能性が高い国です |
もちろんその資源を消費しているのは先進国です。世界人口の1/4の先進国によって地球の資源の3/4を消費しているのです。供給の約98%を輸入に頼っている我が日本は、将来はまったく資源が手に入らなくなる可能性があります。
また、このような資源は政情の不安定な中東諸国に多く埋蔵されており、突然供給がストップする心配もあるのです。
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●お子さんやお孫さんはもちろん、もしかしたらあなたも・・・ |
特にあと40年分しかない石油がなくなれば、私たちの生活は大きく変化します。ご存知のように石油を利用している分野は電力以外にも数多く、船や飛行機、家庭では自動車や化学繊維の衣類、灯油ストーブも使えなくなります。
お子さんやお孫さんの代には間違いなく枯渇するこの現状は、本当に深刻なのです。 |
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●「温室効果ガス」とその働き |
地球は太陽に暖められて熱を放出しています。放出した熱はそのまま上昇して宇宙へ逃げますが、地球と宇宙の間にある「温室効果ガス」と呼ばれるCO2やメタンなどの気体の集まりによって少量が遮られて大気中に残ります。この温室効果ガスの働きによって地球の温度が一定に保たれ、生物が活動できるのです。
悪者のイメージが強い温室効果ガスですが、地球を守るために存在しています。 |
←温室効果ガスと熱のしくみ①
太陽光線を通して熱は逃がさない温室のガラスのような働きをすることから「温室効果ガス」と呼ばれています。 |
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●必要以上に温室効果ガスが増加→熱がこもる→温暖化へ |
しかし、私たち人間がエネルギーを得るために化石燃料を大量に燃焼させたことによってCO2の排出量が増加し、必要量以上の温室効果ガスが地球を覆うようになりました。
結果、宇宙に熱が逃げていかずに地球にこもるようになってしまい、気温が上昇(温暖化)しているのです。
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←温室効果ガスと熱のしくみ②
21世紀中にはCO2の量は2倍になると言われています。つまり温室効果ガスがもっと地球を覆うようになるのです。 |
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●気温上昇スピード、実に1,000年前の13倍 |
この温暖化現象により平均気温が1975年に比べ0.5℃上昇しています。たかが0.5℃と思う方も多いと思いますが、1940年~1975年は0.1℃に満たない変化しかありませんでした。1000年という期間で見てみても約1.5℃程度しか上がっていません。
つまり、この25年間の上昇スピードは約13倍という「異常」なのです。私たちが今と同じ生活を続けると21世紀中には気温は1.4℃から最大で5.8℃も上昇すると言われています。
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