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【ニュースリリース】電子薬歴システムにおける生成型AI(ChatGPT等)を活用した、機能開発プロジェクトについて

弊社は、開発する電子薬歴システムにおいて、生成型AI(ChatGPT等)を活用した機能の提供に向けた、開発プロジェクトに着手致しましたことをお知らせ致します。


東日本メディコム株式会社(本社:埼玉県行田市斎条128、代表取締役社長:松本 運造。以下「弊社」)は、電子薬歴システム「DrugstarPrime」で、AIサービス(ChatGPT等)で利用されている大規模言語モデル(以下LLM)を活用したサービス/機能開発に着手しました。
 本プロジェクトでは、第1段のユースケースとして医薬品に関するQA/情報支援を実現し、薬局業務の効率化を目指します。

 電子薬歴システムとLLMの連携例としては、
1.薬剤師ユーザーがすぐに今回処方を前提とした質問ができるよう、事前に今回処方に関する医薬品情報を電子薬歴システムからLLMへ渡します。

2.電子薬歴システムが搭載する医薬品情報を用いてLLMの動作を補完し、LLMの“Hallucination(ハルシネーション:幻覚)”と呼ばれる、誤った情報を生成する現象を防ぎます。
 弊社は提供する電子薬歴システム「DrugstarPrime」、クラウド薬歴「DrugstarLead」が、最新のクラウドサービスと双方向に連携し、保険調剤薬局における効率的な医療の実現と、患者さんへより便利な薬局サービスの提供を可能とする「次世代薬局ソリューション」の実現に向けた、開発が必要だと考えております。

◆学術領域との連携による精度評価
 本プロジェクトは、慶應義塾大学薬学部附属薬局の協力を得て、
 生成型AIを活用した電子薬歴システムの機能精度について、臨床的知見に基づく評価を行って参ります
 慶應義塾大学薬学部附属薬局と連携する領域
 ・本開発機能の精度確認
 ・服薬指導、薬歴記載を効率化するための連携機能探求

 東日本メディコム 取締役 執行役員 松本卓也は、次のように述べています。

「ここ数年で暮らしや生活環境だけでなく、人との関わり方が大きく変わりました。 様々な分野でDX化が進み、医療業界も例外なくDX化に向けた制度改革が行われています。

一方で各種業界のテクノロジーやサービスも進化する結果となりました。国内のAI活用においてもセキュリティポリシー、情報資産の管理、著作権の懸念、生成した情報の根拠の確認など想定される課題は多岐に渡りますが、ガイドラインやルール作りが進み、活用に向けた議論・検討が行われています。

システム開発部は
「全ての人々に安心と安全を」をキーワードに、継続的な患者フォローや地域医療連携の実現に向け、
患者さんのため医療の前線で働く方々が安心して利用できる、AIを活用したシステムの企画・開発・検証を通じて煩雑化する薬局業務をサポートして参ります。

東日本メディコム株式会社は
「医療機関・薬局様のかかりつけ企業」として
電子カルテをはじめとし、電子薬歴、オンライン資格確認、電子処方箋など
導入後も安心してお使い頂けるよう 、様々な専門家を配備・連携し、ご提案、導入、運用サポート、保守・メンテナンスまで一括したサービスを提供できる体制を構築しています。

◆慶應義塾大学薬学部附属薬局
〒105-8512 東京都港区芝公園1丁目5-30
https://www.pha.keio.ac.jp/campus/atph/index.html

◆ChatGPTとは
 米OpenAI社(以下:OpenAI)が提供する生成型AIサービスの総称です。 OpenAIの利用規約に記載されているChatGPTに関する商標、ロゴを含む全ての権利はOpenAIが保有しています。OpenAIは、AIの研究、導入・展開を行う企業として、全ての人類に利益をもたらす安全で強力なAIを作成することを使命としています。

◆introducing ChatGPT Plus.
We’re launcing a pilot subscription plan for ChatGPT, a conversational AI that can chat with you,answer follow-up questions.and challenge incorrect assumptions.

◆電子薬歴システム『DrugstarPrime (ドラッグスタープライム)』
DrugstarPrime2ロゴ
【主な機能】
・薬剤・疾患別服薬指導支援(アドヒアランス向上プログラム)
・患者フォローアップ支援機能
・薬剤服用歴、副作用指導歴管理機能
・相互作用チェック機能(推定禁忌、推定病名)
・在宅・施設等訪問支援機能
【サービスの特徴】
・患者個別の状況に応じた薬剤師介入を支援するアドヒアランス向上プログラムの提供
・処方意図を推測し、医師への疑義照会をサポートする機能
・データドリブンに基づいた薬局経営支援、薬歴に蓄積された情報のデータ集計機能

◆クラウド薬歴『DrugstarLead (ドラッグスターリード)』
DrugstarLeadロゴ
【主な機能】
・変更点説明、帳票機能
・タブレット、患者スマートフォンヒアリング機能(ヒアリングMe.)
【サービスの特徴】
・エッジコンピューティングとクラウドサービスがリアルタイムに同期するハイブリッド型システム
(東日本メディコムが販売する電子薬歴システムとの連携)
・タブレットを使ったインタラクティブな服薬指導のサポート
・患者さん、薬剤師の安心と安全に対応したスマートフォン問診サービス「ヒアリングMe. 」

プロダクトサイト
・DrugstarPrime
https://www.e-medicom.co.jp/product/prime.html
・DrugstarLead
https://www.e-medicom.co.jp/product/lead.html

◆本件に関するお問い合わせ先
東日本メディコム株式会社
https://www.e-medicom.co.jp/inquiry/