ファーマ・カード
 
           

  大きな特徴

  添付文書からの抜粋

  監修・発案者

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調剤過誤防止に
 
日本医科大学付属千葉北総病院薬剤科では、多様化する医薬品の安全性を高めるために、
さまざまな取り組みを行っています。

その1つが当院開設当時に作成した『ファーマ・カード』です。
安全な薬剤業務を行うには、医薬品添付文書を読解し活用することが大変重要です。
 
 
 
 添付文書からの抜粋
 

現在の添付文書には効能や禁忌、副作用などの重要な情報が盛り込まれているものの、必ずしも簡便で見やすいとはいえません。

そこで、添付文書の中から日々の薬剤業務に必要な情報を抜粋してカードにしました。
これが『ファーマ・カード』です。すぐに手にとれて見やすいように各薬剤の棚に入れて、活用します。

 
 

 

 監修・発案
   
[監修]  

日本医科大学付属千葉北総病院薬剤科

  係長 浜田 康次 先生

日本医科大学付属千葉北総病院 薬剤科 医薬品情報室 係長 濱田康次先生

1979年 東京薬科大学医療薬学専攻科卒業
国立療養所神奈川病院、日本医科大学付属多摩永山病院
印旛校地計画部を経て、94年より現職。

著書 
「ナースのためのくすりのなぜに答えられる本」(日総研出版)
「インタビューフォームのA to Z」(ユートブレーン)
「重大な副作用ガイドブック」(メディカルアシスト)
「ベストセラーで読み解く医療情報ナビ」(南山堂)

   
   
[発案]
 

有限会社 ネオフィスト研究所 

吉岡ゆうこ
先生
 
 


ネオフィスト研究所 取締役所長 吉岡ゆうこ先生

経歴

1981年 長崎大学薬学部卒業、
1981年 九州大学医学部付属病院薬剤部にて研修(第18期研修生)病院薬剤師業務を学ぶ
1993年 アポプラスステーション(株)勤務 
教育研修事業部として薬剤師の教育実務講座アポプラスアカデミーの企画運営、薬局の立ち上げ支援などに従事

2000年 (有)ネオフィスト研究所を設立。代表に就任
1999年〜武庫川女子大学薬学部非常勤講師
2003年〜 昭和大学薬学部非常勤講師著書「明日から取り組める調剤過誤対策」(医薬経営情報社)など

 
 
 
[ 薬剤業務に必要な情報を抜粋しカード化 ]
 
 
 ビジュアル化した新カードを作成
 
 

現在、『ファーマ・カード』をより使いやすく改訂した『新ファーマ・カード』を作成しました。旧カードはモノクロでしたが、よりわかりやすい情報提供を考えると、文字だけでなくビジュアル化したほうがよいと思いました。またカードの内容についても、ゆくゆくは薬物代謝に関与する酵素cytochrome P450の代表的なタイプを記載していきたいと考えています。複数の薬剤を処方するときに、それらの薬剤のカードを重ねれば、代謝経路が同じか異なるかを確認することができ、相互作用の予測ができるというものです。

 アナログの情報も日常業務に有用
 
 

インターネットの普及で、院内でいつでもDI情報を見ることができるようになり、いまやインターネットはきわめて利用価値の高い情報媒体といえます。しかし、実際にはパソコンから情報を取り出すまでにはいくつも手順をふまえなければなりません。それを考えますと日常業務においては、紙媒体などアナログの情報も有用ではないかと思うのです。医薬品情報を評価するための媒体を選ぶ能力も、我々薬剤師に求められているのです。

 
 

この『新ファーマ・カード』は、当院だけでなく多くの病院や調剤薬局の薬剤師に利用していただきたいと考え、一般販売する予定です。

 
 
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東日本メディコム株式会社
システム開発部

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「PharmaShip」No.9に収載されました。
  発行日:2004年11月 
企画・発行:久光製薬(株) 編集・制作:(株)協和企画