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【ニュースリリース】薬剤師業務を支援するAIサービス「DrugstarDrive」をリリースについて

弊社は、薬剤師を支援するサービスの構築を目指して、薬剤師の業務負担を軽減する薬剤師AIアシスタント「DrugstarDrive(ドラッグスタードライブ)」の提供を開始しました。


2022年11月に登場した対話型AI「ChatGPT」により、生成AIが医療分野でも注目されるようになりました。日本政府は医療など様々な分野でAI戦略を推進しており、医療現場でのAI活用の重要性が高まっています。こうした背景を踏まえ、東日本メディコム株式会社は薬剤師の業務負担を軽減する薬剤師AIアシスタント「DrugstarDrive(ドラッグスタードライブ)」を全国保険調剤薬局へ向けて2025年3月24日に提供開始しました。

◆本サービスの概要
DrugstarDriveは、単一の機能に留まらず、服薬指導支援、薬歴作成、検査結果登録など複数の業務ニーズに対応する包括的なサービスです。薬剤師が日々の業務で直面する情報管理(薬歴記録、患者検査値の転記、トレーシングレポートなど)の負担を軽減し、患者へのサービス向上を実現することを目的としています。生成AIを活用した自然な対話形式により、医療情報の記録や検索が容易になる仕組みを提供します。

◆主な機能
DrugstarDriveの主な機能は以下のとおりです。
• 薬歴(SOAP 形式)作成⽀援
患者と薬剤師の服薬指導会話を録音、AIが瞬時に会話の要点をSOAP形式に整理し薬歴を作成します。

• 医薬品に関するQ&A
ユーザーの医薬品に関する質問に対して、AIが医薬品添付文書を基に回答します。医薬品添付文書は連動する電子薬歴「DrugstarPrime3」に搭載されたデータから引用しており、信頼性の高い情報を提供し引用元の参照も可能です。

• 紙の検査票をデータ化
検査票の画像イメージをAIが解析しデータ化します。検査値は連動する電子薬歴「DrugstarPrime3」に登録されます。

• ⾳声/テキスト⼊⼒で電⼦薬歴を⾃動操作
ユーザーの自然言語による指示をAIが解釈し、連動する電子薬歴「DrugstarPrime3」を薬剤師のアシスタントとして自動操作します。

◆サービスの特⻑
DrugstarDriveは、既存の音声入力支援ツールや他社AIサービスとの差別化を図るため、ハード・ソフト両面で工夫を凝らしています。主な特長は次のとおりです。

• 高指向性小型マイクロフォン「FR-1100」の採用:
音声入力デバイスにはNTTアドバンステクノロジ株式会社製の高指向性小型マイクロフォン「FR-1100」を推奨しています。ノイズキャンセル機能により周囲の雑音を大幅に低減し、BGMなどの環境音がある薬局内でも患者との会話をクリアに録音できます。

• 実績のあるAI音声認識「AmiVoice」の活用:
音声のテキスト化には、調剤業界で定評のある株式会社アドバンスト・メディア社のAI音声認識「AmiVoice」を組み込んでいます。高い認識精度を誇り、服薬指導や薬品名など専門用語に特化した辞書も搭載しています。

• 完全従量課金の料金体系:
DrugstarDriveは、将来的なAI利用ニーズの拡大を見据え、完全従量課金制の料金体系としました。それぞれの利用状況に合わせて無駄なくAIサービスを活用でき、新たなAIユースケースを気軽に試しやすく、今後の機能追加やAI活用範囲の拡大にも柔軟に対応可能です。

◆ 今後の展開
DrugstarDriveは機微な情報を国内限定AIで安全に推論処理し、急速に進化するAI新技術を必要とする推論処理をグローバル環境で実行することで、複数のAI技術を組み合わせ、調剤薬局や医療機関の様々な業務シーンで活用できる汎用性を備えています。音声認識による薬歴作成支援だけでなく、業務に関する質疑応答や必要な情報の検索補助など、マルチAIアシスタントとして幅広い機能拡張を視野に入れています。

東日本メディコム株式会社 取締役執行役員の松本 卓也は、DrugstarDriveについて次のように述べています。
「現在、医療現場でも生成AIの導入が強く期待されています。医療従事者の労働人口が減少する一方で、高齢患者の増加により医療需要は拡大する2040年問題に直面しており、さらに働き方改革による労働時間規制も影響して、現場の負担は深刻です。
DrugstarDriveは、慶應義塾大学薬学部 社会薬学部門および同附属薬局との共同研究の成果であり、共同開発した音声認識・要約技術を活用することで、薬歴作成の手間を大幅に削減し、AIを利用した業務効率化と負担軽減を実現します。また、マルチAIアシスタントは、AI誕生によって将来現れるさまざまな薬局・薬剤師のニーズにも柔軟に対応できる設計/構成になっています。東日本メディコムの DrugstarDrive(AI)は薬剤師の働き方改革を推進し、医療業界の発展に貢献してまいります。」

東日本メディコムは「医療業界の発展と未来にきれいな地球を残したい」を経営理念として活動しています。。
https://www.e-medicom.co.jp/

東日本メディコムが開発する製品サービスに関する詳細な情報は、下記Webサイトを通じて入手頂けます。
【プロダクトサイト】
□電子薬歴システム『DrugstarPrime』
 https://www.drugstar.jp/
□クラウド薬歴『DrugstarLead』
 https://www.drugstar.jp/lead/
□薬剤師 AIアシスタント『DrugstarDrive』
 https://www.drugstar.jp/drive/

【関連記事】
製品開発インタビュー
https://www.drugstar.jp/articles/interview0001/

◆関連記事
慶應義塾大学 薬学部 社会薬学部門 及び 附属薬局 共同研究
(リンク:https://www.drugstar.jp/articles/interview0001/

◆DrugstarDrive 画面